東京で暮らしていた時、妻はよく野菜が高騰するとぼやいていた。
「太ってはいけない。しかし、食べたい」と考える次女のため、野菜をたくさん買い置きしていたからだ。
テレビで形がいびつで市場に出せない野菜を見ると、「あんなのでええけえ安く売ってくれんかね」とも言っていた。
田舎暮らしを始めると、「市場に出せない野菜を食べるのを手伝ってほしい」と言って周りの方がよく野菜をくださる。一人なので時には食べきれないほどに。
せっかくくださったのだからもったいないことにしてはいけない、という心理が働いて食べ切るようにしているが、それでもなくならないことも。
妻の言葉を思い出しながら、なくても困るし、あり過ぎても困るものだなあと思った。
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