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帰るふるさとがある

広島市内での個展を終えて、三次に戻った。
三次の朝は、瀬戸内側と比べてまだ寒い。
日ののぼる少し前、
馬洗川の気あらしを見てほっとしている自分に気づき、
「ああ、ここが我が家なんだなあ」とつぶやいた。

私は妻を失って三次に移り住んでから
豊かな自然に触れるうちに心癒されて
前を向いて歩けるようになった。
だからなのだろう。
いつしか三次の自然そのものが
ふるさとと思うようになっていった。

誰にとっても帰るふるさとがあることは大切なことだろう。
ふるさととは、おそらく止まり木のようなもので、
いっとき羽根を休め、英気を養い、
また飛び立っていくための場所。

しかし、そのふるさとを
地震や津波などで失った方々がいる。
原発事故で帰りたくても帰れない方々もいる。
その苦しみは察するに余りあるが、
問題は、お一人お一人にとってのふるさとを
どう心に宿していけるか、ではないのだろうか。

きせずして個展最終日となった26日は母の誕生日だった。
絵はがきを描くきっかけとなったのも4年前のこの日。
背も丸くなり小さくなってしまった母だが、
一緒にいるだけで心が落ち着くのは
母もまた、私にとってのふるさとに違いないからだ。

束の間の休日

第二章

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