ひとり旅2日目。
まず石川県庁で皆様からお預かりした義援金3万7千円余りを寄付いたしました。
そして能登へ。
ナビがどこまで頼りになるのかわかりませんが、とりあえず最初の目的地、志賀町にある能登金剛遊覧船のりばへ向かいました。
北上するにつれ、ビニールシートをかけた家がちらほらとみられるようになりました。
道は凹凸もなくすんなりと行けました。
遊覧船の方がおっしゃるには平常通り運行しているが、ただお客さんがまだまだ戻ってきていない、とのことです。
ただ厳しい中でも元気に頑張っておられました。
途中、黒島の保存地区に立ち寄ると、全壊している建物もあり、この辺りから家屋の大きな被害が散見されるようになってきます。
ショッキングだったのがわが家にもあったまったく同じぬいぐるみが柱の下じきになっていたことでした。
次に向かったのが、輪島市にある總持寺。
長い歴史を持つ曹洞宗のお寺でここも損壊が激しい。
しかし6月から一般公開に踏み切り、観光客を受け入れるようにしているとのことでした。
門前町も至るところで家屋が倒壊しています。住民の方にうかがうと、ようやく公費解体が始まったそうです。
そんな門前町を歩いていると、大きな笑い声が響いてきて、何だろうと思って見ると、小学生の男の子がお店の軒下で公開散髪(青空カット)されていました。
町の元気を取り戻すにはまだまだ時間がかかると思いますが、こうした笑い声が町に響くと何か元気が出てきたと感じるのです。
そして本日の最終目的地白米千枚田へ。
輪島へは迂回路があり、遠回りになりますが、そちらを抜けました。
現状、千枚田まで行けますが、その先は住民以外は進めません。
陽が沈む様子を眺めながらゆったりとした時間を過ごしました。
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