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心のキャンバスに描く

後輩が結婚すると話してきた。そこで絵はがきを贈ろうと思いついて二人の思い出の風景を尋ねたところ、写真を送ってきてくれた。

まだどこかは明かせないが、自分もよく見た馴染みのある場所だ。二人がそこを訪れた時のことを想像しながら描いた。

出来上がった絵はがきを見て、写真よりも色鮮やかなものになった。その時二人が見た色とはまったく異なるかもしれない。しかし、これから新しい出発をする二人なのだから、鮮やかなほうがいいだろう。

その時に見たいつまでも心に残る風景は、現実のそれとは多少異なるかもしれない。

それでもいいのだ。一人ひとりの心に残っている風景こそが正しいのだから。

言ってみれば心のキャンバスは今も描き続けている途中なのかもしれない。これから積み重なるようにたくさんの思い出で塗り重ねられていって一枚の絵を完成させていくのだろう。

二人に幸あれ。

モクレンの輝き

「見せる」は「魅せる」

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