新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大により、広島県に長く適用されていた蔓延防止措置が明日で解除される。減少傾向にあるとはいえ、依然として新規感染者の数は多い。それでも経済をまわさないといけないという思いから解除に踏み切ったのだろう。
自分は肺の病気を患ったことがある。子どものころのことだが、それでも罹患すると重症化するのではないかとの心配は尽きない。
そうした心配によって、さまざまなことを制限してきた。ただ、失われていく時間を思うと、ただ指をくわえてじっとしていることなどできない。
私自身、そうしたなかで見つけたのが「絵はがき」だった。
もともと絵を描くことが好きだった。しかし、いつしかそのことを忘れていた自分でもあった。
「好き」というのは、仕事をする最大の理由になるはず。それを確かめたかった。
コロナ禍で失われたものはあまりにも多いし、大きい。そのなかでほんの一握りでも大切なものを見つけることができたなら、私たちはその代償として見合うだけ、大きく育てていかなくてはなるまい。
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