三次市には鵜飼がある。
岩国に住んでいた時に、鵜のトレーニングを冬の川で取材をしたことはあるが、生鵜飼を見たことがなかった。
そこで鵜飼を見に行った。
夜の帳が下りると、鵜を操る鵜匠が乗る鵜舟がスーッと入江から出て行く。
鵜は灯りに照らされた水中の魚を見つけるやいなや潜ってパクリと捕まえる。
それを見た鵜匠はさっと鵜を引き揚げ魚を吐き出させる。
鵜と鵜匠、そして鵜舟を操る船頭との息の合ったパフォーマンスにお客は酔いしれる。
川にかかる巴橋も目を引く。
馬洗川と西城川の合流地点に差し掛かると舟のスピードは増す。
その中を遊覧船を操るのは二人の漕ぎ手。
こちらも息を合わせ、闇の中を上手に操る。
すべてが合わさって一つのエンターテイメントをつくり上げている。
さあ、これを一枚の絵にどこまで表現できるだろうか?
楽しみである。
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